痛みは我慢出来ないほどではない


痛みは我慢出来ないほどではないブログ:2022-05-30


祖母が最初に倒れたのが一昨年の暮れで、
それから二ヶ月とたたないうちに二度目、病名は脳梗塞だった。

医者からは二度目はないといわれていたが、
それでも両親と見舞いに行った俺に向けて、
祖母はやつれた顔で微笑んでくれた。

倒れたのはパパ方の祖母で、
つまり俺のパパのお母さんになるわけだが、
当のパパは少しだけ病室に顔を出すと、
すぐにまた廊下に置いてあるソファーに戻ってしまう。

お母さんは少し呆れていたが、
俺にはパパの気持ちが良くわかった。

俺も本当は
ここには来たくなかったのだ。

祖母は大変元気な人で、
脳梗塞で倒れるまで、毎日畑仕事に精を出していた。

お正月などに顔を出しに行くと、
こっちが困ってしまうくらいの笑顔を向けてくれる。

俺の中で、
祖母はずっとそういう人だった。

だからこそ、俺は嫌だった。
やせ細り、言葉を詰まらせ、家族の名前も思い出せない、
そんな祖母を見るのがなんだか申し訳なかった。

それではまるで病人じゃないか。
祖母は病人であってほしくなかったのだ。

俺は、
居心地の悪さを感じていた。

それを隠すために
俺はずっと微笑んでいようと決めた。
祖母になにも出来ない俺は、
それくらいしかできなかった。

祖母はそんな俺を見ていてくれたのだろう、
帰りがけに一言だけ
「笑顔が素敵な子になったね」
そう俺に言って笑った。

俺はただただ申し訳なくて、
やはり微笑むことしかできなかった。

祖母が亡くなった日のよる遅く、
パパは泣いていた。
いつも寡黙で何事にも動じないかのように見えたパパが、
大声で泣いていた。

それを俺は部屋で聞きながら
人が死ぬということの意味を知り、
そして家族というものを思った。
 

dwe リニューアルおすすめ
dwe リニューアル
https://blog.goo.ne.jp/dwe_kosodate/e/09742a6de95c62f7a4e33ebda237af71

川元弓子の優良サイト
川元弓子のコツ
http://work.wor9.net/s/20100205232/1008.htm

叶内一彰check!
叶内一彰
https://www.youtube.com/watch?v=HERSLZJehbM

デミ
デミについてのサイト
http://www.abc-store-japan.com/page/414

ディノベートデンタルホワイトプロはここへ
ディノベートデンタルホワイトプロ
https://mote.tokyo/510